2010年12月17日金曜日

ココ島―金持ちの生活を垣間見る

2010年7月に行ったココ島で見た珍しいモノの中で、特段珍しいにも関わらず、
書き忘れていたことがある。半年以上経過するも、やっぱり書き残したいので
(読者が非常に少ないブログであることは重々理解しつつも)記す。

ココ島はコスタリカ海岸から500キロ以上離れたところにポツネンと存在する
太平洋の無人島(国立公園ゆえ、Park Rangerが常駐するようになったが)。

我々の利用したアグレッサーのような宿泊可能なダイビングボートがいくつか
就航しているので、普通の人はそれを利用して、ココ島でのダイビングを楽しむ。

ところが、普通じゃない船が突如、ココ島に現れた。
それがこちら!
船の大きさは写真では分かりにくいと思うが、後ほど調べたところ全長120m。

この船が停泊していた数日間、我々ダイバーたちに話題を提供してくれた。
食事のたびに窓からこの船を見ては
「誰のもの?」
「中はどんなん?」
「いくらする?」と勝手な想像をして楽しんだ。

写真では見えにくいが、船の右下がパカッと空いている。
その中には、これまたとんでもなく格好良いスピードボートが2艘格納されている。

ちなみに、まるきちたちがダイビングに行く際にも、なんちゃってスピードボート
(正しくはDingyという小さなゴムボート)に乗って出かけるのだが
皆この船に興味深々なもんだから、わざとこの船の周りを一周して真近で様子を
確認してみたりした。

すると、格納されたスピードボートの内1艘が出てきたのだが、
「007ですか!?」と言いたくなるようなお兄様2人が操縦していた。
金髪、胸がはだけ気味の白いシャツは胸筋で押し上げられ、
勿論肌は程良くこんがり焼けている。しかも愛想よく、ゴムボート1艘に7人ほどが
ぎゅうぎゅうになって座っている我々に向かって白い歯を見せて「Hi!」ときた。

さて、この船、数日間停泊して姿を消したので、
ジンベイザメやハンマーヘッドの話で盛り上がってすっかり記憶が薄れていたのだが
ココ島から帰国して1-2週間経った頃、
ダイビング船でいつも一緒にご飯を食べていたギレーヌから、
同テーブルの仲間7人に宛てて1本のメールが。

「雑誌読んでたら、あの船のことが載ってた!」というわけで記事を(仏語のまま)
スキャンして添付してくれた。

そこから調べて行った結果、たくさんのことが分かった。

・ まず、持ち主はロシア人Andrey Melnichenko氏、金融・鉄鋼業で稼いだらしい
  (2008年ランキングでは世界の金持ち158位、当時38歳、きっとダイビング好き)
  こちらは持ち主の顔写真が掲載されているForbesのHP。
  http://www.forbes.com/lists/2008/10/billionaires08_Andrey-Melnichenko_H6VQ.html?partner=email

・ 船は”A”というシンプルなお名前。このお船のマネー関連情報は以下の通り。
  -総工費 $300 million (1ドル100円換算で300億円)
  -年間維持費 $20 million  (20億円)
  -内給油費用 $500,000以上 (5千万円)

ははははは。
ゼロの位を数えるのが大変ぞよ。

さて、これらの情報を含め、面白情報満載の記事がWall Street Journal Onlineで
閲覧できるので英語が分かる方、是非、下のリンクをクリックして読んでたもれ。
(この船の製作に関わった会社の多くが倒産したとか・・・、ネタ豊富っす)

英語が分からない方も、「Video」のタブをクリックすれば”A"の内装が見えます。

内装の特徴
・ 持ち主のメルニチェンコ氏は鏡好き(鏡には数学的美しさがあるらしい)で、鏡がいっぱい。
・ 指紋認証など、とにかくセキュリティー高。(さすがロシア人!)
・ 真っ白
・ バカラいっぱい

<面白情報満載のWall Street Journal Online>
http://online.wsj.com/article/NA_WSJ_PUB:SB10001424052702303695604575181911796253780.html


ちなみに、メルニチェンコ氏、派手な金遣いは有名らしい。
奥様(セルビア出身のスーパーモデル、彼女のHPはこちら
http://www.aleksandramelnichenko.com/、美しい人です、はい。)
のお誕生日会にジェニファーロぺズをロンドンまで呼んだ。
結婚式にはクリスティーナアギレラを呼んだ。
友達としてではなく、上記2件ともPerformしてもらうため、とのこと。


・・・はっ!
桃源郷(シャングリラ)を求めてダイビングするはずのまるきちなのに、
俗っぽいゴシッピーな話題を長々と書いちまった。



苦し紛れにココ島のアジの写真を掲載してみる。

2010年12月16日木曜日

パリ 美味しかった魚介レストラン Vin et Maree

残念ながら写真が無いが、美味しかったので紹介しておく。
宿泊したホテルで紹介してもらったVin et Mareeというレストラン。
http://www.vin-et-maree.com/

パリ市内に4軒あるという。
まるきちたちが行ったのはNation駅近くのVotaire通りのもの。
ディナーにあるまじきジーンズに歩きやすいブーツという格好で
出かけた。それもまぁ可。(多少、パリで購入したアクセサリーでごまかしたが)
もう、ほんの少しだけきちんとした格好が良いと思われる店。

美味しいお魚を、きちんとフランス風の味で
出してくれるお店だった。
ワインリストは長く、様々な価格帯のものがあるので安心。
前菜(10ユーロくらい)+メイン(20-30ユーロ)で満腹になる。

生ガキのプラッターに加えて
まるきちは、シーフードリゾット(なぜかイタリアン)、
かんきちは、「本日のお薦め」的なメニューから
白身魚(何かは不明)のバターソースっぽいものを頼んだ。
分かりやすい味付け、綺麗な内装、英語での対応もOK、
サービスも良かった、というわけで満足。

パリの下町っぽい感じの場所にあり、
窓から望める通行人の様子も楽しい食事を演出。

写真はサンテミリオンで見た綺麗な猫ちゃんのもの。
今回のエントリーには(ほとんど)無関係。
魚ときたら、猫かな、ってその程度。




余談。
このNation駅の近くのホテルにほど近いスーパーらしき店にワインを求めて入店。
店を一周して目をあわせるまるきちとかんきち。
「ん??ワインは?
 ・・・ていうか、冷凍食品以外、何も無いのね!」
このスーパー、冷凍食品だけを扱うお店。
お寿司も箱入りの冷凍商品として売られとりましたがな。
アメリカにありそうなコンセプトの店だけど、ミシガンでは見かけんな。
LAとかNYとかにはあるんかいな、こんな妙ちきりんな店。

パリ―プランタン Printemps

ボルドーからパリに戻ってきた。
食べて飲んでばっかりいて、さっぱりお買いものをしていない。
明日には
・誰も彼もがNorthFaceの帽子にダウンジャケットを着こんでいる
・ダウンジャケットの中には勿論フリース
・パリのレストランでは、席が小さすぎてお尻が入らないであろう
 人たちが多く住む
ミシガンに帰らなくてはならないのだから、
とあせるようにオペラ座界隈に出かける。

Printempsと書いて「プランタン」って銀座にあるお店の綴り
だったとは恥ずかしながら知らなかったまるきち。

上の写真はいくつかあるプランタンの離れた建物をつなぐ
回廊から撮ったもの。
金曜日の午後、デパートは大盛況であった。
皆さん、お仕事は???

道行く人の中には、結構な確率でオシャレさんがいる。
さすがパリ。
コート、巻物、靴、カバン、イヤリング、どれをとっても
頑張りすぎていないのに着こなしが生かしてる。

さて、数年前に南フランスを旅した時に購入した地球の歩き方を持って
ウロウロしていたため、パリ三越が見つからなくて往生する。
そうか、まるきちたちが訪ねて行く少し前に幕を閉じた店であったか・・・

日本のデパートがこぞってパリに進出した経緯があるようだが、
松坂屋―ギャラリーラファイエット、
高島屋―プランタン
の結びつき方はよく分からぬ。
資本提携なのか買収なのか・・・?


鹿さんの投稿を書き終えて、再度ネットリサーチにもどる。
こんなPDFを発見した。
松坂屋の社内報のようだ。

そうか、ギャラリーラファイエット(GL)、松坂屋双方の利益のため
業務提携をしていたのね。
松坂屋が人をGLに駐在させ、日本人を接客。
GLも日本人客を呼び込める。

一方、25年も一緒にやっていれば
GLとしては日本人への対応方法を心得てしまうし、
日本人観光客が減っている中、
松坂屋としてもわざわざGL内に自社人材を置く必要もない。
ファッションの中心、パリでの業務は引き続き存在するものの、
GLとは別の場所に(多分小さめの)駐在員事務所を設け、
セーブした人材や金は、「今からは中国だー!」というわけで
そちらに振り分けるというわけか。なるほど。

パリ三越のパリへの進出方法は松坂屋とは違ったようだが、
日本人観光客の数(少なくとも、デパートに来る人たちが使う金額)が
減ったのは事実のようだ。

一方、パリのルーブルやデパートにおける中国人観光客は、
本当に多かった。

プランタンでも、まるきちが日本でも人気のあるお高い
ダウンジャケットをおそるおそる触っていたところ、
隣から手が伸びて「むんず」とコートを握りしめたと思ったら
大きな声で
「これの色違い、この店に置いてる?あれば買うわ!」
と店員に言い渡すのは中国人であった。

店員も慣れたもので、
「はいはい」とばかりに商品を出してきて「こちらの色もございますよ」と。
「(中国語、まるきちが雰囲気で翻訳)
 お母さん!色違いがあるって。おそろいで買わない?」
「(雰囲気翻訳)あら、そうね。中国で買うのの半値だし。」
「これとこれ、2つもらうわ。」
「合計3500ユーロでございます。」
「じゃ、現金で。」
みたいなやり取りが目の前でばばばばばっとされて
まるきちは目を白黒させるばかり。

先のエントリーでも中国の勢いを感じる旨書いたが、
20-30年前の日本人も、こんな感じだったんだろうなぁ。

そうは言っても、この円高の折、日本人買い物客も健在だったぞ。
飛行場で成田行き、関空行きの飛行機に搭乗待ちしていた日本人は
こぞって、まるきちが躊躇して買えなかったブランドのコートを着て
(しかも安いのではなくて、ファーがたっぷりのリッチなやつ)
LV、LVって書かれたガラガラキャリーオンラゲッジを引っ張って
闊歩してたもの。

まるきちはちまちまとアクセサリーを数点購入。
ミシガンで着けていると誰からも褒められるので気をよくしている。

パリの投稿ちょっと休止―裏庭に鹿さんが!

ミシガンがいかにダサめファッションであるかを記し、
パリを礼賛するような文章を書き連ねておった。
頭をPCスクリーンからひょいと離したら
鹿さんが我が家の裏庭で枯葉を食む食むしておった。

わー、鹿さんだ、鹿さんだー。
とミシガンの悪口を書いていたのもすっかり忘れて
眼鏡を探したり、カメラを取りに行ったり大慌て。


2匹!と思ったら少し離れたところにもう1匹、合計3匹!

窓越しにカメラを握りしめるまるきちを
警戒するかわいこちゃん。
3匹の中で最も警戒心の強いこの子が一番美人だった。
美人はやっぱりガードが堅いってやつだな。
まるきちの姿を認めた瞬間に、少し離れた林の中に入り、
小枝の隙間からまるきちの様子を覗う。

こちらは割と無神経な2匹。
零下4度の気温の中、裏庭へ出られる窓を開け放して
「ヴー、寒い!」とか独り言を言いながらカメラを握りしめる
まるきちに一瞥はくれようものの、
さして気にはならないらしく、
ガサガサ枯葉を食い漁る。

鹿を裏庭で見るのは今日で2度目。
3匹一緒にいるのは初めて。
得した気分。

しかし、このブログ、ワインの話やらパリのデパートの話と
全くダイビングと関係のない話が多くなってしまった。
極めつけは裏庭の鹿。

ここから翌日追記) カメラとレンズの話

また鹿さんが現れた。

昨日の写真(上に掲載)は夫かんきちの愛用機で撮影したもの。
・ボディー:OlympusE520
・レンズ:80-300mm 相当(35mm判換算) ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
この機種はカメラ・レンズ共に恐ろしく軽くて持ち運びに便利。
防水ハウジングもオリンパスが発売しているので水中に沈めるには持って来い。

今日は鹿さんが登場した瞬間に、まるきちは2階へダッシュ。
まるきちの(最近はほとんど使われていない) カメラを取りに。
・ボディー:Canon EOS Kiss Digital X
・レンズ:EF75-300mm F4-5.6 IS USM
 (その昔、フィルムカメラEOS Kissのレンズセットとして購入したもの)

日照条件は、今日の方が良かったのでCanonに有利。
それを差し引いてもレンズの描写力はまるきちのレンズの方が圧倒的に高い。
この描写力を実現するために、レンズは非常にでかくて重いのだけど。
それもあって、最近はほとんど旅行に携帯していない。
せいぜい裏庭の鹿さんを撮るくらいである。
料理の写真でも撮るならば重くても良いけど、旅行に携帯するならば
残念ながらかんきちのカメラに軍配が上がるな。

以下キャノン君で撮った写真。昨日も今日も窓越しだけど、
今日のは細かな毛並みまで確認できる。


相変わら愛くるしいお顔。
しかし、あなどるなかれ、昨日の鹿さんとの出会いを帰宅した夫に自慢したところ
「窓開け放すのは良いけど、気をつけないと、鹿は自分よりも弱い奴とみたら
 突進してくることがあるからね。」とな。
・・・??マージー?
じーっとこちらを見ている鹿さんを「かわいいー」とのんきに眺めていたまるきちは
実は鹿に値踏みされていたのか?
自然界、恐るべし。

ボルドー 美味しいレストラン

サンテミリオンのシャトーでおじさんに尋ねてみた。
「美味しいレストランはサンテミリオンにありますか?」
おじさんの回答は率直。
「うーん、ここは観光地だからね。
世界遺産登録後はとくに、価格と質がアンバランス。
ボルドーにならあるよ。」とのこと。
教えてもらったのがこちらのレストラン、La Tupina
上の写真はその外観。
地球の歩き方にも掲載されてるし、立派な英語のHPもある。
TGVでパリに戻る身にはありがたい駅に割と近いレストラン。
早速ランチを予約して行ってみた。
(駅から歩くと結構距離がある。この日は雨降りだったので
レストラン近くで駐車場を探した)




















ワイン的に言うなれば、
ボルドーを右岸(サンテミリオン等)と左岸(メドック等)に
分けるジロンド川にかかった橋の上、車内から撮った写真。

ボルドー、全くもって時間が無かった。
ボルドーに来る前に、ダイビング旅行で出会ったフランス人カップルと
落ち合ってパリでディナーを共にしたのだけど、
彼女曰く「ボルドー人は裕福な人が多く、気位が高いイメージ」。
奴隷貿易やワインで財をなした人たちの末裔が多く住んでいるようだ。
確かに、このジロンド川は大西洋に注いでおり、
アフリカとの輸出入には良さそうな地の利。
「統一感のある建物が作り上げる街並みが美しいのよ」
と聞いていたにも関わらず、時間がとれず散策できなかった。

気を取り直して、美味しいレストラン話へ戻る。



La Tupinaがある一角はボルドーの中心地から南、
川沿いに位置し、写真のようなアーチを(車で)
くぐったところにある。
大通りのアスファルトから、欧州ならば普通、日本人にも
アメリカ人にも感嘆ものの(情緒はあるが、不便)
石畳へ切り替わる。


道幅も、デトロイト住まいにはいやがらせとしか
思えない狭さ。ここに無理やり路駐してレストランに向かう。
(パーキングスペースが無くて、この狭い路地をぐるぐる回るはめに)

しかし、その甲斐あって、レストランには大満足。
入店直後から、暖炉の火でこんがり焼かれているハムや
積まれたパンの香ばしい匂いで期待値うなぎ昇り。

まるきちたちは、
前菜、メイン(お肉)、デザートにグラスワイン3杯込みの
32ユーロのランチセットを注文。
前菜にはフォアグラのパテ、
まるきちはメインディッシュにダックを、
かんきちはラムをいただいた。
デザートは、さっぱりしたものが良かったので
ソルベ(この日はフランボワーズ)に。

ワインがセットになっているのは非常に嬉しい。
料理に合わせて、白、赤、白デザートワインと持ってきてくれる。
料理との相性も価格も気にしなくてよい。

美味しいものを食べている時にやりがちだが、
今回も写真を撮り忘れている。
食べるの、飲むのに夢中・・・
どの料理も美味だった。
田舎風の内装から想像される通り、
良い素材を使って、しっかりと味付けされた料理。
けど、街中にある分、洗練された味の組み合わせなんかもしちゃう。

ネット検索すると、この店でがっかりしたという人もいるようだ。
しかし、少なくとも、美味しいものは好きだけど、
決して高級グルメ派ではないレベルのまるきちは非常に嬉しかった。

客層は平日の昼間とあってビジネス客が多かったかな。
丁寧なサービスも非常に良かった。
(これでチップ不要なんて、フランス万歳!)

めかしこんでいく必要はない店。(少なくともランチタイムは)
量はそれなりに多いが、美味しいので完食。
カロリーが気になる方には向いていない店かも。

冬の冷たい雨にさらされた体が暖炉で温められ、
空腹の胃が美味しい料理で満たされ、
目を田舎風のかわいらしい内装が楽しませてくれた。

この後飛び乗ったTGVでは2人とも満腹で夢の中。
あっちゅー間にパリに着いた。

ボルドー サンテミリオン(Saint-Émilion) ③

約束の2時に、指定されたシャトーを訪ねた。


巨大なシャトーだけど閑散としている。
シーズンオフだから人がいないのかなぁ。
英語の話せないここで働いているおじさんに
無理やり英語で話しかける。
なんとなく事情を察してくれたみたいだ。
おじさんと我々、それぞれの場所にそれぞれの言語で
電話しまくって、ようやく(多分ホテル)手違いがあったことが判明。
まるきちたちが見学するのはこのシャトーじゃないらしい。

このシャトーと同じオーナーが持っている別のシャトーに案内された。
もう少しこじんまりとしたシャトーであった。

日本人観光客の団体さんもいた。
参加者は通訳が訳す言葉をイヤホンで聞いていた。

我が家は、おじさんが英語で解説してくれた。
おじさん、非常に熱心に解説してくれて
質問もいっぱいできた。
合計2時間くらい、みっちり我々夫婦に付き合ってくれた。
おかげで非常に面白かった。


寝かされた樽。
樽業者は結構いい商売をしているという話になった。
サンテミリオンの樽は小ぶりの動かしやすい樽。
ワインに対する接触面積が大きい小ぶりの樽がボルドーの
強く、深い味わいのワインを造るのには合っているとのこと。

こいつ1個で
まるきちの記憶:1000ユーロ
かんきちの記憶:600ユーロ くらいするらしい。
(二人とも絶対的な自信はないので両方併記…)

ある有名な地域(名前忘れた)のフレンチオークを使用しているが
木を伐採してすぐに樽に加工できるわけではなく、
写真に写っているのは約60年間乾燥させた木材を使用しているとのこと。
しっかりと乾燥させて、木材が貪欲に呼吸するようしむけ
ワインの緩やかな酸化を促す、ついでにオークの風味もワインに移す
というわけじゃの。

さらに、この樽、このあたりの上級シャトーでは
1回使ったら、それでお終い。
使用済みの樽は廃棄するか、BBQするときに燃やしてしまうらしい。
(ワインがしみ込んだオークで炙るフィレとか、最高なんじゃないの?!)
もう香りが十分にないし、湿ってしまって緩やかな酸化を促せないから。

そのほかにも、サンテミリオンの高級ワインを作るのが
どうして大変なのかという話もたくさん聞いた。

ボルドーのワインの特徴は、2種類以上のブドウを混合しているところ。
サンテミリオンはメルローにカルベネスーべニオン、
またはカルベネフランを加えるのが主流。
おじさん曰く、ここのカルベネフランは上品で素晴らしい香りなのだが、
害虫にやられることが多いのだとか。
有機農法にこだわっている(自分のところみたいな)シャトーは
とにかく常に畑に目を光らせて置く必要がある、とのこと。

それに、(自分のところみたいな)シャトーは、
長い間かけてワインを造る。
いくつか理由があるけど、
味を確保するために、
・ブドウを圧搾しない(破砕はする)
・ボトル詰めする直前までろ過しない
 (ので、浮遊物が完全に樽底に沈殿するまで待つ)
なぜ上記が良いのか、こんこんと説明してもらったのに
すっかり忘れてしまっている。

いずれにせよ、
・なるほど、美味しいワインが高いのには理由があるのね、
・ワイン作りは変数だらけで研究熱心、熟練、かつ勘が良くないと
と納得、感心した記憶だけはある。

その他にもいっぱい豆知識を仕入れたというのに、
メモしながら歩けばよかった・・・
ブログの更新も遅れ、すっかり忘れてしまっている。無念。

最後にここのシャトーのワインをテイスティングして
お土産に2本購入。 
(加えて13ユーロのワイン1本は、ホテルのパッケージとして無料でゲット)

13ユーロから40ユーロ弱の、お財布に優しい価格帯。
まだ最も美味しく飲める時期になっていないとのことで、
冷涼な場所で保管しておくよう言われた。
おじさん、レシートに、1本ずつの最適テイスティング時期を
記載してくれた。
5年後くらいに飲みごろになるみたい・・・待てるのか?
待てないのならば、きちんと室温に戻して
1時間以上デキャンタするように、と言わた。

おじさん曰く、2010年のブドウの出来栄えは素晴らしかった。
2010年のサンテミリオン産はきっと良いワインになる、とのこと。
ワイン屋で見つけたら買い込みたい。
ボトル詰めされるあたりでもう1回行くっていう手もあるな。
あー、収穫からボトル詰めまでどれくらいの期間が必要だったのかを
忘れている・・・いつ再訪したら良いのか・・・。

2010年12月15日水曜日

ボルドー サンテミリオン(Saint-Émilion) ②

上の写真2枚でほぼ村の全景をカバーしてしまうくらいの
小さな集落。
集落、および周りのワインシャトーを含め世界遺産に登録されている。
この世界遺産への登録というのが、そこで実際に生活する人たちには
割と面倒らしい。

訪ねたシャトーのおじさんは、こぼしていた。
「内装はピカピカに、実用的に改装しちゃえるけど
外壁は景観を変えちゃいけないっていう理由から
ほんの少しの補強工事も面倒な申請をして、
2年、3年とUNESCOの許可が降りるのを待たなきゃいけない。」

UNESCOと面倒な関係があるにせよ、
空を仰ぐと、ひょっとすると魔女の宅急便が飛んでいるんじゃないかと
思ってしまうような村のたたずまい。

ボルドー サンテミリオン(Saint-Émilion) ①

先のエントリーで書いた通り、泊ったオーベルジュの
お得なパッケージに申し込んだせい(おかげ)で、
ボルドーでの身の振り方が決まった。
そう、このパッケージ、
実は"Escapade to Saint Emilion" Package
という名前で売り出されていたわけで
サンテミリオンへ足を延ばすことが付随的に決まった。

そうでなかったら、メドック地方に足を延ばしたであろうが
残念ながらシャトーマルゴーだの、ラトゥールだの、
有名とは知りながら一度もお味見をする機会が無かったので
割とあっさりとあきらめがついた。
(しょせん我が家の日常ワインはボトルあたり10ドル~15ドルくらい

サンテミリオンの街自体が世界遺産に登録されていると知ったのは
サンテミリオンの宿をとってからであった。

オーベルジュのあったBoliac(Bordeauxから車で15分)
からレンタカーで高速道路を走ること1時間半くらい。
Garminナビのおかげでスムーズに目的地に向かえる。
しかも、ありがたいのは通行方向がアメリカと一緒。

シーズンオフとなり、ブドウ畑は枯れ果てているのだろうなと
あまり期待していなかったのに、
サンテミリオンの畑は11月末でも、割と葉が残っていた。
この日は天候にも恵まれた。


サンテミリオンの村(遠方に見えている集落)に入る前に
小高い丘で車をとめてみる。


おっさんくさい表現だが、
「空気がうまい」。

ボルドー Restaurant Le Saint-James (2つ星なり)

今回フランスに行くにあたって、まるきちwas determined.
何を決意していたかというと、
「ミシュラン星付きレストランで美味しいものを食べて
 美味しいワインを飲んで、帰り道を気にせずに過ごしたい
 (=酔っ払っても大丈夫という状況をつくっておきたい)」
こう思ったのは、まるきちの同期女性の話を聞いてから。
その同期、フランスで星付きオーベルジュに滞在し、
とにかく死ぬほど食べたとのこと。
食べて、疲れたら寝て。何と豊か、かつ怠惰な日々。

ミシュランの星がつくようなレストランは
その創造性と言い、味のレベルと言い驚きがあった、
という彼女のコメントを聞いて2年くらいが経過。
フランス行きを何となく決めてから、
まるきちも彼女のやったことを実行に移すべく、下調べ開始。

まずはミシュランのHPから最新の星付きレストラン一覧を入手し、
それをにらみつつ、今回行くパリ、ボーヌ、ボルドーのレストランのHPを
一軒一軒確認し、価格と内容をチェック。

総合的に勘案した結果、まるきちがピンと来たのがこちらの
オーベルジュ Le Saint James。

何といっても、宿泊する場所とレストランが一緒になっているのがとにかく嬉しい。
千鳥足で慣れない外国の地で地下鉄に乗ったりタクシーを呼んだりする必要が無い。

伝統的なスタイルよりも、モダンクラシックな雰囲気が好きなので
建物やレストランの様子が気に入った。
しかも、パリではなくてボルドー(のさらに郊外、Boliac)にある分、価格がお手頃。
かつ、バケーションのオフシーズンとあって、さらにお得なパッケージが
売りに出されていた。


内容は以下の通り
This package includes:
*A welcoming cocktail
*The « Nouvelle » double room with VIP welcoming
*The diner in our gourmet restaurant « Le Saint-James » with two menus Escapade (wine, mineral waters and coffees included)
*The Breakfasts

*Visit of the Château « Clos La Madeleine » Grand Cru Saint-Emilion (Transport from the hotel to Saint Emilion not included) with wine tasting.

*One bottle of wine from the Château la Tandone


これで2名、410ユーロ。
文章で見るよりも充実した内容であった。 
 
モダンな造りの滞在した部屋。
ちょっと古くなってくたびれてきているけど、それがまたリラックスできて良かった。

部屋から望めるプールとちょっとしたブドウ畑とボルドーの街の風景。

レストランでのディナーは、この風景の夜景を望みながらいただく。
全面窓ガラス構造で、どの席からも景色が楽しめるようになっている。
(窓から離れた席はわざわざ段差が設けられている)

ウェイターのスーツ×オレンジ色ネクタイも、小粋。
(多分オレンジがここのSt-Jamesのテーマカラー)
テーブルセッティングもオレンジ×グレイというモダンな色合わせ。
翌朝、朝食を遅い時間に取っていたら昨夜サーブしてくれたお兄さんたちが
テーブルセッティングをしているのを見かけたが、ものすごくmeticulous! 
そうか、知らなかったぞ、テーブルクロスはアイロンされたものを使用しているのは
勿論分かっていたけど、テーブルにかけてから、さらにテーブルの形に合わせて
その場で再度アイロンするのね・・・

そういうわけで、場所、テーブルセッティング、ウェイター
(勿論英語可、必要以上に笑ったり話しかけないプロフェッショナルな感じも好印象)
お料理も負けず劣らず、驚きの連続だった。
日本料理の影響を強く受けた、モダンな料理。完璧な塩・焼き・煮加減。
最高の素材(特にフォアグラと、ムール貝は今まで食べた中で最も美味しい)。
日本人と思われる(修行中?)シェフの姿も厨房に。
アクリルガラスが壁に組み込まれており、厨房がのぞき見出来るできるのだ。

実は、ディナーがサーブされるまでは
「パッケージプランに入っているメニューってどんなんだろう?」と不安だった。
しかし、きちんとフルコースがサーブされ、ワイン&料理の質、量ともに
非常に満足のいくものだった。
朝ごはんも恐ろしく質・量ともに贅沢で、
できれば3日間くらいに分けて食べたいと思ってしまった。

このホテル―レストラン周辺のBoliacは高低差の激しい丘で、
ちょっとジョギング・散歩に出かけてみたところ
すぐ近くに葡萄畑に囲まれたシャトーなんかもあった。

シーズンオフにボルドーに行かれる方、
インターネットで申し込んでみてはいかがでしょう。

ボーヌ Beaune ―栄光の3日間 ⑤

お祭りの中でまるきちが非常に気に入ったものを
掲載し忘れた。

こちら。
ボーヌの街の時計台を使った光アート。

時計台は、窓のついたアパートのような建物になり、

窓がどんどん増えて、ビルディングと呼びたくなる感じに。

すると突然ビルは、階ごとにキュービックブロックのように
バラバラになり、
ひゅーんと回転した。



お次は、窓のある建物に
つたのような植物がどんどん生い茂っていく。

ついには完全に建物を覆ってしまう。

これは、また違う作品。 「キャバレー」と読める。

この光アートを作っているのはこちらのプロジェクター。

記憶があいまいだけど、
たぶん常設プロジェクター(移動式ではなく)。

古い時計台をこんなに粋な形で活用するというのにも、
そして映写された光の織りなすシーンにも、
感心感心。

フランス全土でやってるものなのかな、これ?
フランスどころか、ヨーロッパ、はたまた世界的に
流行ってるのかな、これ?
ボーヌでもう一カ所、同じように建物を利用した光アートやってたけど、
お祭りだからやってるのかな?
そもそも、こういうアートに名前ってあるのかな?

疑問だらけ…。

パリー洒落た家具


この椅子、しゃれとるがや。
いいがや、いいがや。
いくらだがや?
ショールーム、敷居が高そうだったので入店せず。

パリ―ポンピドゥーセンター、日本のプレゼンス


サイケなルックスのポンピドゥーセンター。
中には近代美術館やら図書館やらアートショップが入っている。

夜遅かったのでアートショップにだけ立ち寄ってみる。

割と広い店内に、アート関連の書籍だけを集めまくったお店。
いかにもアーチスト、そうでもない人、観光客、と様々な人たちが
熱心にページをめくり、図書を吟味していた。

日本のアーティスト(村上隆や奈良美智等)関連本が
たくさん見受けられた。
アニメや渋谷みたいなポップカルチャーが特に人気。

一方、中国人アーティスト本が多かったのにも驚いた。
まるきちレベルでは名前と作品(または作風)が一致しないのだが、
モダンアート界は今や中国無に語れないみたいですな。

そういえば、フランスに発つときにデトロイト空港でちらっと見たニュースで
「中国人アーティストによる、ひまわりの種をしきつめたアートが
ロンドンで公開され、話題になっている」というのを取り上げていた。
壮大なスケールでアートしているらしい。

芸術界の趨勢は、経済の趨勢と共にある、というのを体感。

パリ―ノートルダム大聖堂

ラッキーだった。

(夜だからなのか、その曜日が特別だからなのかは分からないが)
とにかく、かの有名なノートルダム大聖堂への入場が無料だった。

バランスの取れた神々しいお姿。


丁寧な彫り物。


どのアングルから見ても神を祀るに相応しい。



広角レンズに頼った写真撮影をし続けるまるきちを
非難する夫かんきち。







































いいじゃないか、ゴチック建築のすごさを引き出すのは
広角レンズさ。

ボーヌ Beaune - 栄光の3日間 ④

このお祭りで出ていた露天の中でも最も人気のあったのは
こちらの露天。

チーズとハムをメインに売ってます。

なぜこちらが大人気かというと・・・
お兄さん、気前よくガンガン試食用に高級なものからそうでないものまで、
ひたすらサンプル用に売り物を切り刻んで提供してくれるから!
味も、相当いけてた。
上の写真のまな板にのっているサンプル、
切ったそばから無くなっていきます。
写真でも、だれかの手がサラミにのびてますね。
フィレメニオンのジャーキーとか、すっごく美味しかった。

我が家はボーヌからパリへのTGV車内で
ワインと共に食べるチーズを購入。
こちら、口の中に入れてから、味が3段階くらい
変わって一切れですごく長い時間楽しめる
濃厚なチーズ。

まるきちたち、そりゃチーズのプロではないけど、
全くのチーズ音痴ってことでもなくてよ。
Whole Foods というアメリカの高級自然派スーパーが
ミシガンの自宅近くにあり、チーズやワインも豊富に取りそろえているので
結構高いチーズなんかもちょくちょく買って食べていてよ。
そのまるきちたちが言うけど、ここのチーズはトレビアン!
「この質でこのお値段は安い!」と思いましてよ。
(確か10ユーロくらいで400gくらい買ったのではなかろうか)

絶対フランス人に生まれたかった。

ボーヌ Beaune - 栄光の3日間 ③

ところで、まるきちたちがフランスを訪れた11月月末、
急にフランス全土で冷え込みが厳しくなったとのこと。

ボーヌでも、歩きまわっている間は気にならなかったのだが
ダウンジャケットを着ていても、立ち止まっていると結構寒い。

そんなときに最高だったのが、ホットワイン。
赤ワインに砂糖およびクローブ、シナモン、ナツメグ等のスパイス、
そしてオレンジなどの柑橘系果実を加えてぐつぐつ煮込んだもの。
ワイン屋が店舗の前に露天を出して売っていた。
ボーヌのワイン屋が出すワインに間違いはないはず、
ということで、「お姉さん、ワン ホットワイン、しるぶぷれ」
2ユーロでコップ1杯、購入。

 
ぐつぐつ。
あ・・・、お気づきですか?
後ろのクロネコさんマークに。
そうです、こちらのお店にせよ、後ほどUpするであろう
ボルドーはサンテエミリオンのワインカーブにせよ、
このシールはどこにでも貼ってある。
さらに言えば、こちらのお店には日本人の店員さんまでいた!
予算と一緒に食するつまみを告げてワイン選びをお願いしたところ、
すぐに2-3個薦めてくれた。
スーパー高いワインばかりを陳列しまくっているお店ではなく、
手ごろなワインもそろえており、非常に良いお店だった。
お昼頃、まだお祭りは始まったばかりで人が少なくて
飲み食いしやすくてよかった。
上記のお店の露天で生牡蠣&ワインの組み合わせ@12ユーロ
食す夫かんきち。

フランスの方々、5年前は英語で話しかけてもなかなか答えが
返ってこなかったけど、今回はどこに行っても英語で大丈夫だった。
このお店のお兄さん@写真に写っている人も、
きちんとした英語で丁寧にワインの特徴を解説してくれた。

生牡蠣を食べていたら、後ろから
「フランスの牡蠣って塩っぽくないです?」と日本人の
おばさま集団に話しかけられる。
女性ばかりの日本人グループ、
退職後悠々自適に海外旅行を楽しむ日本人老夫婦、
とにかく日本人が多い。
生牡蠣のお次は、ブルゴーニュ名産、エスカルゴ&勿論ワイン。
こちらも9ユーロくらいじゃなかったかな。
ガーリックバターが食欲増進。

こちらも非常に美味だった、フランス版ホットドッグ。
いろんな種類のソーセージがぐつぐつ大きなパンの中で
玉ねぎ&キャベツなんかと一緒に熱されていた。
よく分からないままにいろんな種類の中から注文した具は
モツソーセージ。
むむ、なかなか!
臭みのあるモツをこう仕上げましたか。
ケチャップとの相性も良いではないか。

ひたすらモグモグ。
ぐびぐび。

ボーヌ Beaune - 栄光の3日間 ②

まるきちたちのような冷やかし客は
ワインを飲みながら屋台をはしごし、
祭りの熱気を楽しむ程度。

しかし、本来このお祭りの骨格は、よそ様の
ブログやHPを拝見する限り、

初日:ワイン騎士団入場&晩餐会
    (その年のワイン業界への貢献者を表彰するらしい)
中日:ワインオークション
    (2010年は過去最高値が付いたらしい、
     毎年クリスティーズが担当しているらしい)
最終日:大昼食会
    (1年くらい前から予約すれば一般人でもいける?らしい)

ということらしい。

正直、ワイン業者でもない日本人のまるきちたちには
実感が無く、よく分からない。

とにかく人がたくさん集まって、
屋台がいっぱいで、
屋台で売られているものが
ワインに生ガキ、とか
ワインにエスカルゴ、とくりゃ
まるきちは嬉しくてしょうがない。
そういう意味で、非常に満足な1日であった。


Hotel Dieuというオークション会場の出口(入口)の人だかり。
有名人を待ち伏せしているみたい。
まるきちたちもとりあえず一緒に待ってみる。
中から時折人が出てきて、歓声が上がるが(有名人?)、
少しも分らないまるきちとかんきち。
日本人も数名出てきました。
有名人が(後で調べてみると)審査員として何名か
呼ばれているそうで、それを目当ての聴衆もいるのだとか。

このHotel Dieuなる建物、その昔は治療施設だったようで、
オークション終了後、昔の医療器具とか、中に入って見学ができた。

ブルゴーニュ地方特有の屋根らしい。

オークション会場の様子をガラス越に撮ってみる…
分かりにくいが、会場は富の匂いがぷんぷんしておったぞよ。

ホットワインを片手に、帰りの電車の時間までぶらぶらし続けた。