2010年12月16日木曜日

パリ―プランタン Printemps

ボルドーからパリに戻ってきた。
食べて飲んでばっかりいて、さっぱりお買いものをしていない。
明日には
・誰も彼もがNorthFaceの帽子にダウンジャケットを着こんでいる
・ダウンジャケットの中には勿論フリース
・パリのレストランでは、席が小さすぎてお尻が入らないであろう
 人たちが多く住む
ミシガンに帰らなくてはならないのだから、
とあせるようにオペラ座界隈に出かける。

Printempsと書いて「プランタン」って銀座にあるお店の綴り
だったとは恥ずかしながら知らなかったまるきち。

上の写真はいくつかあるプランタンの離れた建物をつなぐ
回廊から撮ったもの。
金曜日の午後、デパートは大盛況であった。
皆さん、お仕事は???

道行く人の中には、結構な確率でオシャレさんがいる。
さすがパリ。
コート、巻物、靴、カバン、イヤリング、どれをとっても
頑張りすぎていないのに着こなしが生かしてる。

さて、数年前に南フランスを旅した時に購入した地球の歩き方を持って
ウロウロしていたため、パリ三越が見つからなくて往生する。
そうか、まるきちたちが訪ねて行く少し前に幕を閉じた店であったか・・・

日本のデパートがこぞってパリに進出した経緯があるようだが、
松坂屋―ギャラリーラファイエット、
高島屋―プランタン
の結びつき方はよく分からぬ。
資本提携なのか買収なのか・・・?


鹿さんの投稿を書き終えて、再度ネットリサーチにもどる。
こんなPDFを発見した。
松坂屋の社内報のようだ。

そうか、ギャラリーラファイエット(GL)、松坂屋双方の利益のため
業務提携をしていたのね。
松坂屋が人をGLに駐在させ、日本人を接客。
GLも日本人客を呼び込める。

一方、25年も一緒にやっていれば
GLとしては日本人への対応方法を心得てしまうし、
日本人観光客が減っている中、
松坂屋としてもわざわざGL内に自社人材を置く必要もない。
ファッションの中心、パリでの業務は引き続き存在するものの、
GLとは別の場所に(多分小さめの)駐在員事務所を設け、
セーブした人材や金は、「今からは中国だー!」というわけで
そちらに振り分けるというわけか。なるほど。

パリ三越のパリへの進出方法は松坂屋とは違ったようだが、
日本人観光客の数(少なくとも、デパートに来る人たちが使う金額)が
減ったのは事実のようだ。

一方、パリのルーブルやデパートにおける中国人観光客は、
本当に多かった。

プランタンでも、まるきちが日本でも人気のあるお高い
ダウンジャケットをおそるおそる触っていたところ、
隣から手が伸びて「むんず」とコートを握りしめたと思ったら
大きな声で
「これの色違い、この店に置いてる?あれば買うわ!」
と店員に言い渡すのは中国人であった。

店員も慣れたもので、
「はいはい」とばかりに商品を出してきて「こちらの色もございますよ」と。
「(中国語、まるきちが雰囲気で翻訳)
 お母さん!色違いがあるって。おそろいで買わない?」
「(雰囲気翻訳)あら、そうね。中国で買うのの半値だし。」
「これとこれ、2つもらうわ。」
「合計3500ユーロでございます。」
「じゃ、現金で。」
みたいなやり取りが目の前でばばばばばっとされて
まるきちは目を白黒させるばかり。

先のエントリーでも中国の勢いを感じる旨書いたが、
20-30年前の日本人も、こんな感じだったんだろうなぁ。

そうは言っても、この円高の折、日本人買い物客も健在だったぞ。
飛行場で成田行き、関空行きの飛行機に搭乗待ちしていた日本人は
こぞって、まるきちが躊躇して買えなかったブランドのコートを着て
(しかも安いのではなくて、ファーがたっぷりのリッチなやつ)
LV、LVって書かれたガラガラキャリーオンラゲッジを引っ張って
闊歩してたもの。

まるきちはちまちまとアクセサリーを数点購入。
ミシガンで着けていると誰からも褒められるので気をよくしている。

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