2011年8月5日金曜日

Rubicon Estate & Opus One

Rubicon Estate の入口。
Rubicon Estateの正面玄関。小公子セドリックとかが玄関から出てきそう。
 
こちらはご存じOpus Oneの入口、Robert Mondavi Wineryの道を挟んだ反対側。

Opus Oneのこの前衛的な建物を見て、Opus Oneは最新技術を駆使しての
ワインづくりが特徴だと日本のテレビで放映していたのを思い出した。



Opus One Wineryから向かい側にある(遠くて見えないけど)
Robert Mondavi Wineryを見渡す。






はい、今回試飲した最も高かったワインはRubicon Estateの、
その名もRubicon。
ところでこちらのRubicon Estate、持ち主はフランシス・コッポラ監督ざんす。
「ゴッドファーザー」に「地獄の黙示録」。
誰もが一度は見ている映画…のはずなのにまるきちは2作とも
おっかなそうなのでパス。
娘のソフィア・コッポラの少女趣味な映画の方が趣味に合うざんす。
いずれにせよ、このRubicon Estateはコッポラ監督が所有するいくつかのワイナリーの中でも
最高峰のワインを造っているというところ。
ちなみに、コッポラ監督は映画の方ではあんまり儲からなかったみたいだけど
ワインではがっぽりらしいっす。ボソ。

このお城の片隅がバーになっており、暇そうなバーテンさんが1人ぽつねんと。
やっぱシーズンオフだからなぁ。
中に入って価格表を見て沈黙するまるきち・・・高い。
グラス1杯15ドルかぁ。そんなに美味いんかしら?
ナパまで来ておいて試飲を躊躇するまるきちとかんきちを見て
バーテンさん、貧乏な学生かなんかと思ってくれたらしい。

「1杯を2人でシェアしたら?ちょっと多めにふるまうよ。
 それに、Caskっていうアメリカンオークで
 熟成させた人気のワインも、昨日コルクを抜いたボトルがあるから
 無料でちょっとだけサービスしたげる~」とのこと。

「いぇ~い!」とあからさまに喜ぶまるきちとかんきち。

結論、やっぱり美味かった。

RubiconもCaskも美味しかったが、Rubiconの上品な香りは一瞬で
「絶対高いんだろうなぁ、このワイン」みたいな。
(既に数カ月前の出来事につき、「枯葉の~」「チェリーの~」みたいな詳細な感想は
 覚えていない。)
お味の方も、複雑で、でもまろやかで、コクがあるのに、嫌味じゃない、みたいな。
あの日、Rubiconのお味を経験してからは、他のワインのテイスティングが物足りなかった。


ところでこのバーテンさん、いや、正確にはソムリエさん、
ナパの一流ワイナリーでソムリエなんてやってるから、
てっきりナパもしくはベイエリア育ちか、
でなければLAとかNYとかからナパに憧れて流れ着いた組か、
なんて思案していたら、何と夫かんきちが昔住んでいた
ネブラスカの田舎町のすぐご近所の出身とのこと。
お会計の時にちょっと話が盛り上がったけど、
ネブラスカネタをもう少し早く披露しておけば、
もう1cm余計についでくれたかもな、なんて下世話な話をしながら
かんきちとまるきちはお上品なRubicon Estateを後にした。


おまけのようにOpus Oneの写真もつけてみた。
試飲だけさせてもらおうと、誰一人いないOpus Oneに入って行ったところ
「試飲はツアーとセットになっております。
 ツアーは予約でのみ承っております。」
と慇懃に断られた。ちぇっ。

建物も人も少しお高くとまった感じのOpus One。
ダビンチコードに出てくるどす黒い印象のオプス・デイ(Opus Dei)と関係のある
宗教的な組織なのだろうと思い込んでいたが全く関係なかった。

死ぬほど金があったらワインはRubiconレベルを毎日いっぱいいただきたい。
まるきちの願い。



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