2011年8月6日土曜日

ペリリューコーナーのロウニンアジ


ロウニンアジとしては小ぶり(体調60cmくらい?)だけど、いっぱい。
こんなに群れてるのを見るのは初めて。
  
もともと群れるべき魚ではないせいか、群れ方に統制が見られない。バラバラ。


ダイバーを避けて逃げて行くロウニン。


ロウニンの上を浮遊するまるきち。









































初めてペリリューコーナーで潜った。
パラオには過去に3度行ったことがあるが、全て本島ステイで
ジャーマンチャネルとブルーコーナーの日々だった。
ペリリューには遠出料金を払って本島から2.5時間ほどかけて
遠征したことがあるが、海の状況が悪く、
タートルコーブ(こちらのエントリーに記載)で潜って
文字通り亀にしか出会えなかった記憶がある。

そういうわけで、ペリリュー島はカンキチがいつかリベンジをかけたいと
思っていた場所であった。

パラオ・ペリリューは日本のダイブショップが豊富にあり、
綿密な海データを蓄積しネットで公開してくれているので
何が見たいかによっていつ行くべきかを見極めやすくしてくれている。

今回お世話になったのはこちら、Day Dream Palauのペリリュー支店
リピーターだらけのダイブショップで、他のショップからの鞍替えも多い様子。
熱心なガイドさん揃いだし、海洋学系の学生をインターンとして2-3ヵ月雇うという
粋な制度を運営しており、それも気に入った。
低姿勢で若いエネルギーたっぷりの若者が労働力と愛想をショップに提供する
代わりに、ショップは彼らの食事と宿泊、それにダイビング(!)の経験を提供する。
海と魚が好きで好きで仕様がない若い学生と接するのは気持ちの良いものだ。

ちなみに、このペリリュー島で見られる魚、および見られる時期は
上記ショップのサイトに懇切丁寧に記載されている。
こちら→ http://www.daydream-dive.com/peleliu/season.html
ただし最新版ではないので要注意。
カンキチは昨年のものを見て予約してしまったせいで、少々当てが外れてしまった。

何せこのペリリュー島のイレズミフエダイの産卵というのはものすごいらしく、
月(潮)の満ち欠けで産卵が見られる時期をほぼ特定できるのだそうだが、
そういう当たりの時期は、このダイブショップが予約受付を開始した日に
予約いっぱいになるそうだ。

まるきちたちは、カンキチのカレンダーの読み間違えにも関わらず、
バラフエダイの産卵をギリギリ見ることができた。
しかし、イレズミフエダイの方が魚の色合いが綺麗な分、見ごたえがあるようだ。

それにしても、ペリリュー、行く前はあまり気にしていなかったが、
潮の流れがキツイ。横方向だけでなく、強烈なダウンカレントも経験した。
事前にガイドさんに何度も注意と対処法を聞いているので
何も慌てることはなかったが、気をつけていないと水深10mにいるつもりが
40mくらいまで引きずり込まれても分からなかったかもしれない。

ガイド曰く、魚は流れのキツイところを選んで産卵し、できるだけ卵を
広い海域にばらまきたがるのだとか。
イレズミフエダイにせよ、バラフエダイにせよ、ここを選んで産卵するわけだから
さもありなんということだ。

それにしても、自然界、相変わらず神秘。
月の満ち欠けの表を作成するでもなく、どうしてフエダイたちは産卵時期を
間違えずにきちんと営みを続けるのか。
誰がペリリューコーナーの潮の流れがキツイって教えた?
誰が産卵の号令かけるわけ?

あ、ペリリューのダイビングは、ひたすらペリリューコーナーです。
少し色気を出してブルーコーナー(本島からよりもペリリュー島からの方が近い)
にも行ったが、ペリリューコーナーは10本以上潜っても全然飽きない
アクションたっぷりの場所だった。

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