2010年1月4日月曜日

セノーテTajmahal③ ベストショット





光の美しさ全面に出た3枚。
特に2枚目の写真は、左端にガイドとまるきちが潜っている
ところが見えますので拡大してみてください。
前回9月に来たときよりも、かんきちの
セノーテ写真のカメラの腕が上がっていると思われます。

セノーテTajmahal②


入口付近は光がいっぱい。


水が透明で分かりにくいですが、水中です。
洞窟の中に入って行くところ。


洞窟に入ると、結構真っ暗。
芸術としか言いようの無い美しい自然彫刻。


怖っ!絶対にこの先には侵入しません。


入口こそ、爽やかなセノーテではございますが、
一旦中に入ると、そこは迷路のような洞窟。
洞窟内には手綱が張られていて、道しるべとなってはいますが
素人にはどこを見ても同じような景色。
絶対に迷子になりそうです。

一応、セノーテダイビングは

1)素人用のCavern Diving
2)玄人用のCave Diving

の2種類に分かれており、2)Cave Diving用の特別トレーニングを
積んでいないまるきちとかんきちは1)のCavern Divingに
連れて行ってもらいました。

≪CavernとCaveの違い≫

1)Cavern Diving

  ・水平方向に60m進む毎に光が射す場所でのダイビング
   (つまり60m進んでも一向に光が射さない場所はダメ)
  ・普通のダイビングライセンスさえ持っていればガイド付で
   ダイビング可能
  ・Cave Divingの免許のあるガイド1名につき4名がダイビング可
  ・ガイドは2タンクを必ず背負っていく
 
2)Cave Diving
  
  ・CavernではないCenoteのUnderwater Systemsに入る
   ダイビング
  ・Cave Diving用のコースを受講し、免許を取る必要あり
   (コースは10日間程度だそうです)
  ・全員2タンク必須

完全に光の届かないところで長いこと潜ったりするので
(CenoteのUnderwater Systemは何十キロ、何百キロに渡る!)
中にはドライスーツで潜っている人もいましたよ。

2タンクを背負って、険しいこともあるセノーテの入り口まで
器材を持ち運ぶのは結構体力勝負です。
まるきちは1本のタンクで精いっぱいですわ…

今回のセノーテ―Tajmahal①



Cenoteダイビング、今回も素敵でした。
前回もお世話になったScuba Tulumお勧めの場所
Tajmahal (タジマハル、インドのとどういう関係??)
Tulumから車で30分程度、ちょうどPlaya del Carmenと
Tulumの間くらいにあります。

ここの特徴は、真水、真水と塩水の交わるところ、塩水の3層の
濃度が異なる水が織りなすhalocline
(日本語では「塩分躍層」らしい)
と入り組んだ地形。

本投稿に掲載している写真は、ほぼ同じ場所、
ただし深度が異なる3枚です。
Haloclineをお楽しみください。

一番上のはっきりくっきりしている写真が真水。

そしてお次が、まさしくhalocline現象ど真ん中、
およ~、視界がもやっとするぞな~。
この写真は、決してピンボケ写真ではないのですよ。
本当に視界がピンボケ状態になるのです。


あれー、さらに深く潜ったら急に視界が開けて
またはっきりと見えるように。


透明度の高い水だからこその
この光の屈折まではっきりと見えてしまう感じ、
さすがマヤ文明を支えた聖なる水、
セノーテです。

車旅のお供―安住紳一郎



サンクスギビングの休暇、自宅ミシガン州アナーバーから
ネブラスカのリンカンまで、往復2400キロを車で旅した。

道中、飴をなめてみる。
車窓の景色変わらず…

ラジオのダイアルを変えてみる。
車窓の景色変わらず…

歌を歌ってみる。
かんきちが迷惑がるだけで景色変わらず…

何をしても時間がつぶれない。
吾輩は暇である。

ふくれてみる。
景色が少し変わった。
IowaからNebraska寄りになるにつれ
より土地に起伏がなくなり、ますますつまらない。

ふとまるきちが思い立って車のAUXにIpodを接続し、
IowaやNebraskaといった
アメリカ中西部らしい車窓に似合わない
安住アナの日曜天国を流してみる。
安住アナのしゃべりが車内を満たす。

昔、会社の同期が「すげー、面白い」と豪語していたのを
急に思い出し、旅行用に15エピソードくらいダウンロード。

確かに、びっくりするくらい(下らないことが多いけど)面白い!
まるきちの馬鹿笑いが車内を満たす。
(かんきちは唇の片側だけで笑います)

メキシコ旅行にも連れて行きましたよ、安住アナ(のPodcast)。
このPodcasting、最初の10分くらいは東京のその日の
お天気などを話すので面白くないのですが、
その後繰り広げられる安住Worldは
乗りに乗っていれば、一流のお笑いコント並みに面白い。

Chichen Itzaに行く道中、車中で日本語の「ん」の発音の違いに
ついて安住アナのトークに乗せられて

「換金!」
「マンホール!」と発音を繰り返すまるきちとかんきち。
(「2008年9月14日放送/換金、マンホール」参照)

おかげで片道2時間のジャングルの中の高速道路も
飽きずにすみました。

ちなみにまるきちのお気に入りエピソードは
「2009年5月10日放送/秋田キングタクシーの落胆」
「2009年7月5日放送/ソファーのある生活」。

まるきちの通勤時間は片道1時間以上と非常に長いので
安住アナは通勤にも大活躍。

2010年1月3日日曜日

明けましておめでとうございます2010!



今年もよろしくお願いいたします。

                               Chichen Itzaにて

Chichen Itza チチェンイツァー③ 旨っ!




レンタカーを借りていると出来ること。
それは好きな場所で車を停めてぶらぶらできること。

Chichen Itzaに行ったとき、2時間のドライブの末、
夫かんきちが「腹が減った」と騒ぎ出しました。

そういうときのかんきちの勘は結構さえているのです。
遺跡の2キロくらい手前にある小さな集落(Pisteという町か?)で
もうもうと煙が立っているお店がありました。

おばさんがせっせとチキンと玉ねぎを焼いとります。

「2人で半分こする」みたいなことを英語で伝えたら
きちんと分かってくれました。

出てきたのは、
チキン+玉ねぎ+ご飯+野菜+
温かいトルティーヤ(ソフトタコスのカワみたいなの)。

チキンはメキシコっぽいスパイスがしっかりと染みており、
炭火でじっくり焼かれただけあって
非常にジューシー。
うん、旨かった。
二人で割とたっぷり食べて50ペソ(日本円で350円!)。
観光客が多いコズメルやTulumの目抜き通りでは絶対にありえない。
非常に満足ぞよ。

Cichen Itza チチェンイツァー② 怖っ!





Chichen Itzaで最も面白かったのがこちらの遺跡。
Great Ball Court(球技場)

この球技場なるもの、いくつかのマヤの遺跡を訪ねたことが
ある人に聞いたところ、多くの遺跡にも同様のものがあるそうです。
しかし、ここの球技場は大きくて、設計も一流。

≪建物の魅力≫

 球技場の壁は、上の方が少しだけ内側に反り返っています。
 これは、音を外に逃がさないための設計だそうです。
 フィールドでプレイする選手たちの息遣いが聞こえてくるような
 球技場設計になってるんですって。
 確かに、フィールドで手を叩くと、

 「パーン、パーン、パーン…」と場内に響き渡るのでした。


≪球技≫

 写真を拡大していただくと分かるのですが、壁面に
 小さなループが付いてます。
 このループにゴム毬みたいなボールを通して競ったみたいです。
 ちょっとバスケっぽいゲームなんだと思います。
 チーム対抗で、選手は手を使ってはいけないというルールだったとか。
 不思議なゲームです。
 本当に盛り上がるのか・・・?

 いや、でも絶対に盛り上がりまくる要素が隠れていました。

 これは地球の歩き方にも、HPにも掲載されていますが
 
 勝利したチームのキャプテンは生贄になるのです
 
 これじゃ、盛り上がらないわけないわ、本気だもん、少なくとも
 キャプテンは。

 でもね、勝った方が生贄になるんですよ。勝った方が。
 まるきちの精神構造では理解できませぬが、
 何とも勝利して生贄になるのは、非常に名誉なことだったみたいで。

 夫かんきちはぶつぶつ「負けるが勝ちだなぁ…」と
 呟いておりました。 

Chichen Itza チェチェンイツァー①




今年の9月にCozumel・Tulumを回ったときには
海にセノーテにと潜りっぱなしで
一切の陸アクティビティーをカットしてしまいましたが
今回はゆとりのある日程だったので、
きちんと遺跡めぐり等もしましたよ。

Chichen Itza、マヤの遺跡です。
内陸部にあります。
通常、文明は川沿いにあるものと思っていましたが、
豊富なセノーテの水がこの文明を支えていたのでしょう。

Tulumから片道約2時間、割とよく整備された高速を
通って辿り着きました。

クリスマスの日とあって、観光客の数は聞いていたよりも少なそう。
大型観光バスが10台くらい。

日本人観光客の団体も2団体くらいいました。
団体様に近寄っていくと、日本語で遺跡の解説が聞けちゃいます。

ここ、Chichen Itzaも、もう1つ行った遺跡も同じでしたが
スペイン語と英語で書かれた遺跡の解説文が素人的には面白くない。
イメージ的にはこんな感じ。

 「この建物は何チャラ遺跡で発見されている何チャラと酷似しており、
  11世紀のマヤの遺跡に多く見られる何チャラ様式を
  踏襲したものと思われる」

みたいな。

素人的には、「何するとこ?」みたいな
ことが知りたいんですけど…
地球の歩き方を読んだ感じでは
「何するところ?」が多くの建物について分かっていないため、
上述のような魅力のない解説文になってしまったようなのであります。

しかし!!!

今ブログを書きながら、リンクを張ったChichen ItzaのHPには
各々の建物の解説がより分かりやすく掲載されているではないか!
「Info」というところをご覧くだいまし。
無念。

写真は高さ25mというChichen Itzaで最も大きく有名な
El Castillo。
広角レンズで捉えた建物と、高い空に棚引く雲がいい感じ。

今は登れません。
いろんな人になぜ登れなくなったのかを聞いたのですが

1)建物が傷むから
2)急な階段から落っこちる人続出

という理由。
両者とも、さもありなんと思われます。
でも、残念です。きっとジャングルの真ん中にひっそりと建つ
Chichen Itzaの遺跡群が美しく見えたことでしょう。

いかにもコズメルの海




特にコメントはありません。

なぜならまるきちは、この日、脱水症状により
ホテルで休養せざるを得ず、
ぷーっとむくれとりましたがな。

そんな日に限って快晴ですわ。

コズメルで見つけた変な物


観光客が多い海辺の商店街で、珍しくローカルっぽい人が
集っている女性用の服屋を発見。
アメリカのズボンは足が長過ぎて、そのままでははけない
まるきちを慮って、夫かんきちがすたすたと店内へ。
あれこれズボンを物色するも、なぜかここのズボンも長い。
そんなにまるきちの足は短いのか??
ユニクロのズボンはこの上なくまるきちの足の長さに
フィットするぞ!
マヤの人たち、どう見たってまるきちと似たり寄ったりの
良い勝負のくせに!
と興奮するまるきち。
突然シュールな表示の商品を発見、
かんきちがパチリンコ。

「GEISサA」

なぜ「H」だけを「サ」に変えたのか?
「S」ではなく「H」を「サ」に?
しかも「ゲイシャ」には「サ」はないぞ??
うける。

続いて・・・



こちら、海岸線沿いの道路に停めてあった
ご存知スバルのカラー模様に彩られた

・・・日産車。

どうして、なぜ、Why???

コズメルのクリスマス騒ぎ





コズメルの町の中心地、けたたましい音量で鳴る音楽、
長蛇の列。数百人が並んでいました。
ぬぬぬ?これは何?

よく見ると並んでいるのはローカルの人ばかり。
子供かと思ったら、結構大人もいる。
(スペイン系ではない、本当の地場の人たち=マヤの皆さんは
 結構背が低い)

そうこうしていたら、列の前にどーんとゴミ収集車が登場!

ゴミ収集車から、洗面器がラッピングされたような包みが
次々と放り投げられ、人から人へとバケツリレーされる。

30分−40分ほど見物していましたが、一向に全洗面器が
荷下ろしされる様子はなく、ひたすらバケツリレーを
繰り返しておられました。

ところで気になる洗面器プレゼントの中身ですが
缶詰、クッキー、乾燥豆のようなものが見えました。
非常に実用的なもので、子供が喜ぶようなものでは
ありません。
母親の方が嬉しそうな顔して受け取ってたもんな、
やっぱり。


コズメルの桟橋



コズメルにはたくさんの桟橋があります。
最も大きな桟橋はカリブ海クルーズの豪華客船が
停泊するところ。
そして次は本土と島を繋ぐ連絡船が停泊するところ。
その他、ダイブショップをはじめ
マリンアクティビティー用のボートが忙しく
出入りする桟橋です。

今回利用したAqua Safariというダイブショップは
ショップの真ん前に桟橋を持っていました。
ボートも割と立派めで居心地の良いものでした。

真ん中の写真は、桟橋付近で海水浴をして
はしゃいでいたコズメル版ずっこけ3人組。
バラクーダを捕まえたらしく、
誇らしげにバラクーダを見せてポーズ。

3番目の写真は、漁用の網が羽にひっかかって
しまったペリカン君。(左羽)

近づいて網をはずしてあげようとしても
逃げてしまいました。
飛べてたから、大丈夫だとは思うんだけど・・・
かわいそうな子。

うーワンテッド!♫


コズメルの海に(おそらく人間によって)連れてこられて
繁殖してしまったLion Fish(ミノカサゴ)、
ダイビング中に見つけたら捕獲します。
この子たち、アジアの海にはたくさんいます。
紅海にもいるそうです。
カリブにはいちゃいけないんだとか。
やっかいなのは、この子たち、毒を持っていることです。
さされないように注意しながら、ダイブガイドが
捕獲します。
2−3ダイブに1度くらいは捕獲しますので
結構な量が繁殖してしまっていることが分かります。

ダイブガイドが捕まえたLion Fishを見せると
地元の子供たちは大喜び。
桟橋でガイドを囲んで子供の輪ができてました。


水分補給は大切です。チーン。


(写真は投稿文とは関係なくコズメル海岸線通り沿い)

まるきち、脱水症状を起こして気を失ってしまいました。

1人でペデキュアをしに行った時のこと、
足のお手入れがほぼ終わり、ようやく足の爪に色が入ろうとしたそのとき…

「ん・・・あれ・・・?
 室内なのに、眩しい・・・
 ああ・・・神が現れそうな・・・?

 ?&%$!%$#!!!」


パタンキュー。


というわけで、(ここからは後で聞いた話をもとに想像です)
困ったのはペデキュア屋のお姉さん。
ペデキュア中に気を失って倒れるというのは相当風変わりな客でしょう。
しかも見ず知らずのアジア人。

ペデキュア屋のお姉さん、
通りを歩いていた通行人で英語ができる人を捕まえてきてくれて
ホテル名や部屋の番号を聞いてすぐに電話してくれました。
病院にも電話してくれて、
おかげで数分後には夫が馳せ参じ、
車ですぐ近くの病院に連れて行ってくれました。
さすがコズメル、ダイビングのメッカだけあって
チャンバーの整った病院で、ダイビング専門医もいました。

でも、いろいろと質問されたり、計測してみた結果は
「Heat Stroke, Dehydration」
つまりは「日射病、脱水症状」というシンプルなもの。
3時間程度、生理的食塩水のようなIV(点滴)をうたれました。

夫かんきちには、

「これで数百ドルってことは、15年もののマッカランよりも高い
 液体を体に注入してるってことだな。
 どうだ、高級な気分がするのか?ああ?」

と嫌味を言われつつも、治療代等しめて550US$をお支払いして
ホテルによろよろ帰宅しました。

翌日のダイビングは当然欠席。しゅん。

私がIVをうたれている間、夫かんきちは保険屋DAN
(ダイビング専門の保険)に電話したり書類をかき集めたり
してくれました。
ダイブショップが病院から近かったこともあって、
すぐにショップのオーナーが飛んできました。
保険屋へコンタクトなど、電話線を使わせてくれたりサポートしてくれた
みたいです。

単なる脱水症状だと分かってダイブショップの人は
ひと安心したようです。
その後、このダイブショップの人たち、私を見るなり水をくれました。
「いつもミネラルウォーターのボトルを持ち歩きなさい!」とな。