2011年1月11日火曜日

ハワイ島 キラウェア火山 絶景かな

あまり下調べもせずに、「ハワイ島に来たからには、とりあえず行ってみたい」的にキラウェア火山を目指した。
午前11時頃出発。天気良好。ハイウェイ(といっても民家が道路沿いに建っていたりもする)を約3時間くらい
かけて公園に到着。(ちょっとスピードリミットオーバー気味に、寄り道せずに走ればKonaから2時間弱程度)
途中、海を見渡せる良い場所などあったが、実は公園内の海景色の方がまるきちはきれいだと思った。
公園の入口らしい看板を見てから数マイル運転して、ようやく10ドルのFeeを払って、ビジターセンターへ。
ビジターセンターでは、最新のガスの発生状態、lava flows(流れている溶岩)の見られるスポットなどを教えてもらえる。
こちらのHPでも割とUp to dateな情報を提供しているが、センターでPark Rangerに直接聞くのが最も最新らしい。

それにしても、人間、なぜあの赤々とした溶岩を無条件に見たがるものなのだろう・・・
センターでは、到着するなり、皆こぞって「今、赤い溶岩を見られるのはどこ?」と質問する。
「残念ながら、今はガスが発生していて立ち入り禁止ゾーンに指定されている場所でしか見られないから、無理ね」と
回答されると、これまた無条件に「Oh no!」とオーバーにリアクションする。
それにしても、ガスは確かに要注意、ビジターセンターにして、既に硫黄の匂いがしていたし、
数時間後に戻って来たら、硫黄の匂いが増していた。風向きによって刻々と状況は変化するのだ。当たり前だけど。

というわけで、この日は赤い流れる溶岩は見られそうにないということで早々とあきらめて、
「まぁ、でもせっかく来たのだから、道路の上に溶岩がぐしゃーっと流れて固まってしまった場所までドライブするか」
と公園の東側に向かってChain of Craters Rd を海に向かってくだる。

海も緑もあって、ここは、イメージしていた火山公園ぽくない。

まるきちが最も気に入った海景色。溶岩が作り出した 凹凸のある岩場に波が打ち付けられると
真っ白の泡がたくさんできる。




灼熱の太陽が、固まった溶岩を照らす。これぞキラウェア火山っぽい景色?

ここで、道路が封鎖されていた。「あれ?写真でよく見る、道路の上に溶岩が固まった場所は?」と。
それは車を停めて、1キロ以上歩かないといけないらしい。なぜ1キロ以上も??
よく分からないが、結構ふくよかなアメリカ人がドシドシ歩いていたので、我々も健脚ぶりを見せつけようと
強烈な日差しの下、歩き始めた。
・・・結構遠い。目標物が見えにくいせいか、割と遠く感じる。暑いし。サングラスしててもマブいし。
そして見えたのはこんな風景(下)。確かに、道路が溶岩で埋まっている。
(注)これは歩いてきた道を見返して撮影した写真。右側に続いている道路が、歩いてきた道。



暑い中歩いてきたせいで、「これだけかよ」と悪態をつくかんきち。
(いや、分かってたじゃんか、道の先に見えるのは「これだけ」だって・・・)

その割には、「ポーズを取るから写真を撮ってくれ」とカメラマンまるきちにあれこれ指示を出す。

「Road Closed」のサインの前で「What?!」とポーズを取るかんきち。





続いて、まるきちからカメラを取り上げ、溶岩のマクロ(接写)写真を撮り始めるかんきち。
こういう写真が何枚も何枚も。
なんにせよ、割と楽しくChain of Craters Rd. の終点を満喫したので車で30分くらいかけて
ビジターセンターに戻る。
すると、センターが閉まっていた・・・そうか、いつの間にか17時を過ぎていた。
うーん、センターから東側のChain of Craters Rd.はぐるっと見たけど、西側にも行くべきか・・・?
センターで意見を聞こうと思ったのに誰もいないので、仕様なく、道中立ち寄ったパン屋
(アメリカ最南端のBakeryという看板の店)で購入したおやつ、Fish Burgerを平らげてみる。
パン屋のバーガーだけあって、バンが手作りな味がして美味しい。モグモグ。

またいつもの調子で「まぁ、行ってみてつまらなかったら帰ってこよう。まだ数台、車が西側に向かってるし」
ということで再びドライブ再開。

結論、この判断は正しかった。センターから数キロ行ったところで、ほとんどの観光客がこれを見に来ている的なHalemaumau見学ポイントに到着。
「おお、ラッキー。日本人観光客がいるってことは、ここが有名スポットに違いない。」
日が暮れてきて、ぐっと気温が下がっており、到底半袖では寒い。
まるきちは、厚手のパーカーの上にさらにウィンドブレーカーまで羽織ってちょうど良かった。 

おお、なんか赤いし!
これぞ火山な感じ。

もう少し待つと完全に日が落ちて、より赤さが鮮明に見えるだろうということで他の観光客同様、
Jagger Museumで豆知識を得つつ日暮れを待つ。

この博物館で最も人気があったのが、地震計の展示。
どれだけの活動が、いま、この瞬間に起こっているかが一目瞭然。
ギザギザ針が揺れ続けていましたわ、ハレマウマウの計測器は。

あとは、溶けてしまった地質学研究者の防熱服の展示とか・・・
足が・・・駄目になっちゃったらしい、その人。かわいそうに。

そんでもって、暗くなった中で見られたハレマウマウのお姿がこちら。

赤い、赤い。
満足したぞよ。

帰り、Konaのホテルまでの道のりを猛スピードで飛ばした。途中雨が降ったが1.5時間で着いた。

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