2008年10月17日金曜日

魚の群れの中



ヨスジフエダイ様、失礼いたします。
群れの進行を遮断してポーズをとるまるきち。
ヨスジフエダイ様の迷惑そうな目を尻目にご機嫌。

この写真、まるきちはおとなしく、中性浮力を保つ程度
と控えめですが、それは周囲に他のダイバーがいるからです。
周囲のダイバーの冷たい視線をよそに
群れをぶっ壊して写真を撮るのに夢中になっている輩もいますが、
まるきちは最低限のマナーは持ち合わせています。

まるきちが群れに突っ込むのは、ガイド無しで潜る
ハウスリーフの群れだけだから!

昨年のモルディブではリゾート(Vadoo)にも泊まったのですが
ハウスリーフが充実していて、何本もバディーダイブしました。
また、シパダンのリゾートのハウスリーフでも相当潜りました。

その両者に共通する最高のバディーダイブ特典は・・・
周囲に気にせずにアジの群れに突っ込める!
本気のフィンキックを披露、アジも珍しく
アグレッシブなダイバーに意表をつかれたのか
一瞬逃げ忘れたようにぼーっとしているのですが、
その後は蜂の巣をつついたような大騒ぎ。
四方八方に散って行きます。

ストレス解消法としては最高ランクの解消法だと思っていますが、
アジ君たちには申し訳ないと思っています。
あんまりストレス溜めてからダイビングに行かないようにしないと。





2008年10月15日水曜日

ゴンベたち





クダゴンベにホシゴンベ。
両方ともかわいいことこの上無しです。

クダゴンベは探すのに結構苦労します。
写真を撮るのにはさらに苦労します。

まずもって、クダゴンベは分かりにくい場所にいるのです。
ゴーゴニアやSea Fanと呼ばれる扇子のような珊瑚に
隠れるように住んでいます。
体調は5CMくらいのものが多いように思います。
また、クダゴンベちゃんたちはものすごく素早い動きで
逃げ回ります。
一度クダゴンベちゃんを見つけると、次々に
にたような珊瑚の周囲をうろうろし、
クダゴンベちゃん探しに精を出します。
おかげで50分くらいのダイビングタイムがあっという間に
過ぎてしまいます。

一方、ホシゴンベは平な珊瑚の上で
ひなたぼっこをしているような感じでぼーっとしています。
ホシゴンベも近づいて写真を撮ろうとすると、
素早く逃げたりするのですが、
1Mくらい離れ、こちらが派手な動きをしない限りは
ただただじーっと1点を見つめ、空想にふけっているのです。
大海原の珊瑚でぽつねんとただ1匹、何を考えていらっしゃるのやら。

まるきちのお気に入りはホシゴンベちゃんです。
もちろん、クダゴンベちゃんもかわいいですし、
見つけたときの喜びも大きいのですが、
何といってもクダゴンベは大スターであるのに対して
ホシゴンベはあまり人気のある魚ではないのです。

注目を浴びない魚の中で、かわいい顔のものを見つけると
思わず1人で愛情を注ぎたくなる独占欲の強いまるきちなのでした。


2008年10月14日火曜日

海のかわいこちゃん情報





かわいこちゃんの名をほしいままにしている
おふたりをご紹介します。

常に迷惑な顔をしながら逃げて行くかわいこちゃんを
追うのがお好きなあなたは、
ハコフグ box fish ちゃんがおすすめです。
とにかく逃げて行きます。
小さな胸びれ(と思われる)をパタパタさせながら
口をとんがらせて遠ざかって行きます。
その嫌そうな後ろ姿がたまらないのです。
ハコフグちゃんは、その名の通り、普通のフグとは
大分違いまして、箱と呼ばれる骨格は結構固いのです。
一方、普通のフグちゃん(英語ではpufferとハコフグとは
異なる部類であることが分かるネーミング)のお腹は
「ぽにょん」という表現以外見当たりません。
浅瀬の岩陰にお住まいです。体調15センチくらいの
個体が多いように思います。外人にも大人気です。

※外国人ダイバーとは魚の趣味が一致しないことが多いのですが
 ハコフグちゃんだけは、「あれは可愛い」と女性ダイバーの
 人気は二重丸なのです。

続いて、カエルウオこと、Blennyちゃん。細かくは
なんちゃらカエルウオという命名があるのでしょうが、
この際、カエルウオとご紹介させていただきます。

ハコフグちゃんとは打って変わって、
常に笑顔の子がいいよね〜、
やっぱり愛想がいいのが一番、
という方に超おすすめです。
何せ、いつも笑っている(ように見える)。

体調3センチほどのブレニーちゃん、
とにかく探すのが大変です。
大物が通りかかる海では誰もみていないような
岩の小さなくぼみに、
じーっと目を凝らすと、こっちを見て微笑んでいる
ブレニーちゃんがいるのです。

ほかにも海には非常に可愛い顔をした生き物が
たくさんいます。
よくよく見ると愛嬌のある顔の奴らが多いのです。
しかも、ダイバーシティーに富んでいます。

またかわいこちゃん情報、ご提供いたします。

ツバメウオの大群が見たい



ツバメウオ。
このひらぺったい子は、常に驚いた表情。

ツバメウオとの初対面はCカードを取得したての
沖縄はケラマ諸島。

「はーい、ここがアカククリの館、というポイントです」

と言われてすっかりアカククリとはこういう顔の奴らなのね
と思っていたら、実はアカククリをすっかり席巻し、
我が物顔でアカククリの館に住み着いてしまったのは
ツバメウオ君たちなのでした。

アカククリはそっくりだけど、少しだけ小ぶりだそうです。
そして、醤油顔。ツバメウオはバタ臭いのだとか。

バタ臭くても何でも良いから、こいつらが
ワーっと壁を作るほど群がっている姿が見たい!!

最も沢山のツバメウオを見たのはシパダンでしょうか。
有名なバラクーダポイントで潜った時に水深5Mくらいのところで
20匹くらいがぼーっとしている姿を拝見しました。

でも、壁というほどすごくない。

壁が見たい、壁が。

魚の群れに囲まれて、視界全てが魚、という状態、
超興奮しますよね。魚の仲間に認められたような幻想感。
これはやっぱり水族館では味わえないダイビングの醍醐味ですね〜。

マーレの魚市場



以前マーレの投稿をしましたが、今日はマーレの中でも
魚市場のご紹介です。

空港からマーレに船で移動したときに通常たどり着く
波止場近くにマーレの胃袋、市場があります。

マーレの市場だけあって、魚の市場スペースは
野菜や果物とは比べ物になりません。

魚の干物も良く食されるとのことで
特に(イソ)マグロの干物は大量に売っていました。

せっかくガイドさんに教えてもらったマグロの
値段ですが忘れてしまいました。
度肝を抜かれるほど安い値段では取引されていなかった
とぼんやり覚えております。

とにかく一番皆さんにご紹介したいのは、魚の捌き屋さん。
動画でご紹介しております。

驚異的なスピードで捌いてます。
動画の方は、10人くらい並んだ男性の中で
最もスピーディーに捌いていた人です。

ガイドさん曰く、この職業は大変収入が良いのだそうです。
出来高払いで、ホテル/リゾートなどの大口顧客を得られれば
がっぽがっぽ稼げるそうです。

エプロンのお腹にポケットがあって、そこに納品書
みたいなものがたくさん溜め込んであるみたいです。
それを持って、後にホテルに支払い請求をするのでしょうね。

とにかく動画をご覧ください。
この人がマーレ市場では光ってました!



焼かれる阪神タイガーズ


ご存知、阪神タイガーズこと、シマコショウダイ(Oriental Sweetlips)。
派手な柄(まさしく阪神タイガーズ)に、
かわいいタラコくちびる。
英語ではオリエンタルなスウィートリップス。
直訳すれば「東洋のあま~い唇」。
シマコショウダイ君たちは水中の岩陰にたむろして
割としずかーに、外の様子を見ています。
(水中でしゃべる生物はいないので、静かなのは当たり前なのですが・・・)
大きな目をキョロっとさせながら、
割と近くににじり寄っても、乱暴な動き方さえしなければ
じーっとこっちを見ながらも、逃げていきません。
そんな気のいい彼らだから・・・
よく釣られてしまうのですっ!
モルディブのクルーズ船に欠かせない、
孤島に上陸しての素敵なBBQディナー。
メインディッシュは当然、海の幸のグリルです。
「おーい、焼きあがったよ~!」との船員の声で
集まるダイバーたち。
取り分けてもらって、早速ほうばると
「うん、美味しい美味しい。あっさりしてて、でもTunaのような
うまみがあるよね」と味にご満悦。
「それで、これ何のサカナ?Tuna?」
「Oriental Sweetlipsだよ」
「うぎゃ~!かわいそうに。私あのサカナ可愛いから好きなのに~っ」
(でも、口いっぱいにほうばってモゴモゴしている)
「本当だ~、黒こげになった尾のあたりに水玉模様が見える~」
ダイビングを始めてすぐのころは水中で見るサカナの名前と
料理になって出てくるサカナとが像として一致せず
何でも無邪気に口の中に入れておりましたが、
海の中で「ナポレオンやハリセンボンと目があった~ (^0^) /」
なんて喜ぶダイバーとなった今、
少なくとも「ナポレオンの刺身」「アバサー(ハリセンボン)汁」
の2品はいただくわけには参りません!

2008年10月13日月曜日

珊瑚礁と青い海



モルディブは珊瑚礁も素晴らしい。
透明な海水に浮かび上がる珊瑚。

セーフティーストップの3分間も存分に楽しめます。

ゴールデンウィークに行ったマナドの海の珊瑚礁は
「手付かず」感からいくと、モルディブの上をいくのではないかと
思うのですが、何せマナドは魚影が薄かったので
せっかく美しい珊瑚を見ても
「・・・で?魚はどこよ、サカナはっ!」と切れ気味に
泳ぎまくった記憶しかございません。

ヨーロッパ人は紅海が好きみたいですね。
私は行ったことが無いので聞きかじっただけですが、
はっきりとした青色の海水に、ピンク色のゴーゴニヤやら
Sea Fan(海団扇)、それに赤い小さな魚(ヒメダイ系?)が
よく映えるのだそうです。

尚、紅海の青色の海水、というのを
「Red Sea Bule」なる妙な英語で表現していました。

「赤色の海の青」 

ん?で結局何色?って感じですね。