2010年9月18日土曜日

ココ島―夫は甚平とJohnとともに去りぬ③-甚平>妻

そういうわけで、Alcyoneは非常に贅沢なポイントなわけですが、
タイトルにございます通り、
ここは夫かんきちが、まるきちを置き去りにし、
甚平&Johnと共に海の彼方に消えた場所でもあります…


先ほどから申し上げているとおり、ここはアクションが
多いポイントです。
ハンマー待ちをしていたら、甚平君が登場しました。
しばらくはみんな「わー」「きゃー」的に
甚平君を追いまわして写真を撮っていましたが、
ちょっと疲れて(飽きて)きて、甚平君もそれを悟ったのか
Alcyoneの岩場を離れて行こうとしました。

一緒に潜っていた人の大半が甚平君の後ろ姿を見送っておりました。
まるきちも、「あー楽しかった!」と大満足。
夫かんきちが、さぞ良い写真を撮れたであろうと写真の
出来栄えなどを心配しておりますと
「ん?かんきち、まだ甚平君の写真撮りたいの?
 まだ背中追いかけるの?」・・・と
猛烈にフィンキックして甚平君を追うかんきちが視界に入ってきました。
甚平君が引き返してこないかとぼんやり他の人たちとかんきちを見ていたのですが
甚平君も、かんきちも広い海の彼方に向かって消えていく・・・

あのぉー、まるきちのダイブバディーはかんきちなんですけどぉ・・・
ダイビングの基本ルールでいけば、
「バディーは常に一緒。はぐれたら数分間だけ水中で探して、
 見つからなければ浮上、必要に応じて助けを呼ぶ」

しかも、ここAlcyoneは流れが強いので、
ちょっと流れに乗ってドリフトダイブしたつもりが
随分ポイントから離れてしまうのではないかというところ。
若干、いや結構慌てたけど
まるきちはかんきちが一人でないことを確認しておりました。
甚平君を執拗に追いかけていたのは2人。
かんきちと、アメリカ人John。

遠い彼方でひたすら甚平を追いかけるJohnに夫かんきちの命を
託したまるなのでありました。

写真はJohnと2人でスナップ写真を撮りあいっこする2人。
あまりにずーっと甚平君を独り占め(いや2人占め)にし続け、
岩場もない海中は甚平君以外とりたてて見るものもなく、
2人だけはぐれてしまったので…
Johnは暇を持て余して自分撮りでバックに甚平君を入れようとしています。
その様子を撮影するかんきち。

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