この旅行で撮った写真の中で最もかんきちが気に入っている
ものである。
迫力があるというわけじゃないんだけど、
グラフィックデザインのようなハンマーヘッド(シュモクザメ)
の配置が気に入っているらしい。
水深25mくらいでハンマーの群れが出るのを待っていたら
期待通り、どこからともなく頭上に現れた。
それを撮っていたら実は割と近くにも数匹ハンマーが
泳いでいた、というのがこの写真。
ココ島に来るダイバーの大方が、このハンマーヘッドの群れを
見たくてやってくる。
ココ島で「ここはハンマーが出るよ」と
言われたポイントではだいたい出た。
贅沢なもんだ。
警戒心が強いので、なかなか近くには来てくれない。
いや、近くにきてくれても
こちらが気付かないことも多々。
ハンマーヘッドを待つ場所は、湾のようなところではなくて外洋の潮の流れがガツーンとそのまま流れ込むような
潮の流れがキツイポイント。
そこにクリーニングフィッシュがいて、体を綺麗にしてもらいたい
ハンマーたちがやってくるのだ。
流れがキツイと人間は流されてしまうので、岩につかまったり
岩を盾にしてハンマーを見ようとする。
しかも、深いところも浅いところも見える場所が良い。
すると、深い海に面した崖っぷちのようなところで
崖の淵につかまって見るのが最もよくあるパターン。
ダイバーは横一列にちらばって
上に下にとキョロキョロしながら綺麗好きハンマーたちが
やってくるのを待つ。
ハンマー(であれ何であれ、面白いもの)が出たら
タンクを棒でたたいたり、ダイビングベルで音を出して周囲にも
知らせてあげる。
この音やら、指さす隣人に気を取られてあっちこっち見ているうちに
実は目の前をすーっと、通っていたりするのです。
もっとよくあるのは、カメラマンがせっせと写真を撮っている
その後ろ近くをざーっと泳ぐハンマーの姿。
単なる嫌がらせとしか思えん。
ある程度近くまで来ると、実はこっちをチラチラ見ていたり
するのが確認できる。
「目と目で通じあう♪」(古っ!)
ダイバー的には至福の時!!
その妙ちきりんな目でどんな風にまるきちを認識したのか
興味あります。
0 件のコメント:
コメントを投稿